採点基準がどこにあるのか考えてみよう!
2024/09/24
こんにちは。
明研学院豊中校です。
テスト週間に入り、少しずつ自習に来るお子さまが増えて参りました。
一方でなかなかテストに向けて気持ちを切り替えられないお子さまもいらっしゃるようで、テスト範囲の提出物が終わっていないとお話をする方も見受けられます…。
このところ、学校のテストの採点も機械を使って行うようになってきており、「この答えでないと間違い」という問題が増えてきているそうです。
例えば、単語一つ取っても、基準となる単語帳があると、いくつか意味を持っている単語であっても、「単語帳に書かれた意味」で答えを書かなければならない、というものです。
言語をテストにする際、特に違う国の言葉である場合は、同じ単語でも意味やニュアンスが異なることがあるのですが、このようにテストで制限をかけてしまうと、なかなか厳しいところがあると感じる今日この頃です…。
ただ、答え合わせをする際に、ある一定のラインを設けていないと、点数を付けることが難しくなるため、必要な部分も出てきてしまうでしょう。
今回は採点基準について理解を深めることの大切さをテーマに、お話をしていきたいと思います。
一言で採点基準と言っても、科目によって注目するところは大きく変わってきます。
例えば、英語のテスト。
すぐにイメージできるのは単語の意味かと思いますが、一番シビアに採点をされるのは、「文を書く上でのルール」かと考えています。
どういうことかと言いますと、「ピリオド」や「コンマ」、「クエスチョンマーク」といった部分です。
実は、こう言った細かいところで点数を落としてしまうお子さまが少なくありません。
次に、文章を書く上での細かい部分の文法のルールです。
三人称単数をはじめ、「a」や「the」といった冠詞、疑問文に対する答え方における代名詞の選択など、気を付けるところがたくさん隠れています。
大まかな文法がわかっていても、こういった細かいところを見落としてしまうと、得点には繋げられないところがあるので、意識をすることが必要です。
最近だと、英作文の配点も1~2点のつくりになることがあり、〇か×かの二択でしか点数がつけられないようになってきています。
そのため、こういった細かいところを「一つも落とさない」ようにすることが、点数につなげる第一歩になります。
他の例えを挙げると、「数学の単位」についてよくお話することがあります。
これは文章問題でよく見られる問題なのですが、単位のミスや答えの書き方は、採点基準の一つとなっており、大きく点数の差が出るところになります。
文字式の単元では、2x+15や1000-250yといった形で答える問題があったとき、単位も書かなければならい問題があります。
「おつりを表す式」や「個数を表す式」という表現があると、「〇円」や「△個」という形で書かなければ、減点対象になったり×になることがあります。
答え方については、よく見る計算問題でも方程式になってきた場合、「x=〇」や「y=△」のように、どの文字の数字なのかもしっかり書かなければなりません。
答えの書き方については、細かいところではあるのですが、点数が結び付く重要な考え方になるため、最後まで意識をすることが重要です。
このようなことをお伝えする際、「テストではちゃんとやるから大丈夫!」と言って、普段のノートやプリントには細かい部分を意識しないお子さまが時折見受けられます…。
ただ、経験上このようにお答えする方の多くは、テスト本番でも同じミスをしてしまうことが多く、なかなか改善できないことがございます…。
クセの部分になるため、確かにすぐになんとかすることは難しいかもしれませんが、大事なのは「自分自身がどういうミスをするのか」を考え、「どういったところで点数をつけられるのか」を意識することだと私たちは思っています。
テストの結果はもちろんのこと、大人になると給与やボーナス査定などがございますが、これらはすべて「他己評価」であることを認識する必要があります。
「自分が頑張ったから」ではなく、「周りから見て評価されるに値するか」という部分が、これからたくさんの場面で出くわすことになるでしょう。
その評価の「基準」となるものが、少なくともいくつかの視点で存在するということをしっかりと把握し、それに沿ったやり方を進めることが、小さなミスを少しでも減らす方法なのではないでしょうか。
テスト勉強をする上で、思うように進まなかったり、テスト本番で思わぬ落とし穴があることで、モチベーションをなくしてしまうこともあるでしょう。
しかし、勉強の量だけでなく、こういった小さなことを意識するだけでも、テストの点数は大きく変わってくることだと考えていますし、今後のテストの答案の書き方や提出物の書き方にも大きく影響することだと私は思っております。
細かいことを繰り返し言われることで、「もうわかっているよ!」と思われることもありますが、一度ついてしまった習慣を少しずつ変えていくためには、時間がかかってしまうことがほとんどです。
何事も「繰り返す」ことはとても単調ですし、新しいことに興味がある方であればあるほど、すぐにやめてしまうことがあるかもしれません。
しかし、この「繰り返す」という作業こそが何よりの近道であり、基礎の定着への第一歩だと私は思います。
テストの形式や採点基準を知り、それらに意識をする練習をした上で、いろいろな科目を勉強すると、覚え方も変わってくると思いますし、どこを覚えなければならないのかも少しずつ見えてくるようになるかと思います。
私たち大人の世界でもそうですが、「何故それをしなければならないのか」ということを意識するだけで、今まで見ていたものが少し違って見えてくるかもしれませんね。
定期テスト本番まであと少しではありますが、頑張りましょう!
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