6月は修学旅行シーズン！定期テストへの気持ちの切り替えが大事です！

こんにちは。

明研学院豊中校です。

 

新学期が始まり、2か月が過ぎようとしています。

小・中学生のお子さまは、修学旅行やキャンプなど、学年によって宿泊行事がございます。

少しずつ準備を進めているとはいえ、やはり楽しい行事が近づくにつれて、

気持ちがそちらに向いてしまい、なかなか勉強に気持ちを切り替えられなくなってしまうことがあります…。

今回は、学校行事があるときもメリハリをつけて取り組むことの大切さについて、お話をしていきたいと思います！

 

まず、学校では宿泊を伴う行事を実施するにあたり、

いろいろな班決めや、レクリエーションの話し合いなどが始まります。

こちらに関しては、誰がどのグループに入るのか、といった形で、

クラス内で何度も話し合いをすることがあり、悩むお子さまも出てくることがございます…。

ささいな気持ちの変化で、今まで集中できていたことも、

急に思い悩んでしまうお子さまも見られることがあるので、

ちょっとした行動の変化にも注意が必要になります。

 

次に、いろいろな話し合いが終わり、旅のしおりが出来上がってくると、

お友達同士で旅先でどんなことをするのか、盛り上がることがあります。

楽しいことを考えることは、とてもいいことなのですが、

その気分が切り替えられずに、ずっと落ち着かない様子になることがございます。

こちらに関しては、学校のクラス内の雰囲気にも左右されてしまいますので、

学校でのご様子についても、日ごろからのヒアリングが必要です。

特に、学校の授業のご様子で、おしゃべりが増えてきていたり、

学校の先生のお話が聞けていないという様子が見られたら、注意が必要です。

もし、おうちで学校のお話をする機会がございましたら、

勉強面以外の部分にはなりますが、イベントに関する内容についても、

さりげなくお声掛けをしていただければと思います。

 

最後に、学校行事が終わってからも、お子さまのご様子について注意をしていることが２点あります。

一つ目は体調面についてです。

集団行動をしている中で、風邪を引いているお子さまがいらっしゃった場合、

クラス内で広がってしまうことがあります。

以前、季節外れのインフルエンザが修学旅行中に広がってしまい、

テスト期間前に学級閉鎖になるクラスが出たことがありました。

修学旅行は、時期的にもちょうど1学期期末テスト付近になるため、

定期テストの日程やテスト範囲まで終わらせるカリキュラムにも、

大いに影響が出てしまうところになります。

 

二つ目は気持ちの部分についてです。

修学旅行やキャンプを終えたあとは、学校の授業でも振り返りが行われます。

教科によっては学校行事の感想文を書いたり、

思い出を短歌や英語のスピーチにして発表したり、

様々な形で学校行事の思い出を表現することがあります。

そのため、修学旅行やキャンプを終えたあとも、

楽しかった思い出について話す機会が出て来るため、

なかなか修学旅行やキャンプの気分が抜けないことがあります。

こちらも、学校行事の準備中と同じように、勉強のときと振り返りのときとで、

うまく気持ちを切り替えることができずに、

集中できないことが増えてしまうことがあります。

楽しいことで気持ちが高まることはとてもいいことではありますが、

大事なのは「楽しむこと」と「やらなければならないこと」を、

しっかりと区別をして行動することだと思います。

 

このようなことから、学校行事があるときのお子さまへの接し方については、

私たちとしても注意をしながら工夫をするように心がけております。

そのためにも、定期テストが今後どのように進路に関わってくるのか、

前回のテストのよかったところと改善するところ、

次のテストに向けて何を頑張りたいのかなど、

お子さまともう一度しっかりと向き合うことが必要だと感じています。

大人になっても、楽しいことがあると、どうしても余韻が残ってしまうことがありますが、やはり気持ちを切り替えなければならない場面は多々生じて参ります。

お子さまたちにも、「やらなければならないこと」を明確にさせることで、

気持ちの波を抑えられるように、少しずつ練習ができればと考えております。

すぐに指導をして改善できるか、という部分では大変難しいところではございますが、

 

１）今何をすべきか

２）これからどうしていきたいのか

 

ということは、常にお子さまとお話をしていくことが大切だと考えています。

この２点については、高校受験などの進路を考えていく上で、

自分がいちばん何がしたいのか、を見つめ直すためにも、

とても必要な考え方だと私たちは思っています。

 

高校を選ぶという大きな岐路に立たされた時、

お子さまたちの多くが「どうしていいかわからない」と思われるのではないでしょうか。

そんなときに、気持ちを切り替える上で考える「何をすべきか」や「どうしていきたいのか」という方向性をしっかりと見極めることで、

少しずつ選択肢を狭めることがでるのではないかと思います。

 

もちろん、何をしたいのかがわからない、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、まずは今、何をすべきなのかを考えられるようにすることが、第一歩なのかな、と考えています。

自分の考えていることや、気持ちはいろんなことを選択する上でとても大切なところなので、普段から自分の気持ちに向き合えるようにしていきたいと思います。

 

6月に入ると、少しずつ定期テストに向けて学校のワークの声掛けを進めて参ります。

少しお荷物にはなりますが、授業のときに学校のワークもお持ちいただきますよう、ご協力をお願いいたします。

よろしくお願いいたします。