「時間の使い方」と「戦略の立て方」について。
2024/02/14
こんにちは。
明研学院豊中校です。
今日はバレンタインデーですね。
百貨店ではバレンタイン向けのイベントも多く実施され、
街並みも季節によって色を変えるのが楽しみの一環となっております。
さて、私立高校入試が一段落し、公立高校入試に向けて頑張る受験生がいる一方で、
中学1年生、2年生たちは学年末テストに向けて準備を進めています。
少しずつではありますが、学校の方でも提出物の指示が出されているようで、
焦りながらもコツコツ取り組む姿が、自習室でも見られるようになりました。
学年末テストは、今までの総復習ということもあり、
1学期に習った内容から範囲に入ってくる教科もございます。
学年を重ねるにつれて、テストの内容も難しくなってくる分、
お子さま一人ひとりの「時間の使い方」や「戦略の立て方」について、
お話をする機会が増えて参りました。
今回は、「時間の使い方」や「戦略の立て方」について、
少しだけお話をしていきたいと思います。
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【時間の使い方】
「○○があったら宿題をする時間がなかった」
「時間がかかって終わらなかった」
そういった形で、
与えられた課題がなかなか終わらないお子さまのお話を伺うことがございます。
しかし、課題が終わらないお子さまがいらっしゃる一方で、
課題をすべて終わらせて、自分自身でプリントや課題を追加して、
取り組むことができるお子さまもいらっしゃるのも事実です。
果たして、どのような違いがあるのでしょうか?
私たちが日ごろからお話をしていることは、
「出されることが予想される課題」を早い段階から進めることです。
例えば、今回の提出物だと
中学1年生 理科のワーク P.66~85
※提出期限 ○月△日まで※
という課題が出ていたのですが、
このアナウンスを受けたときから取り掛かるお子さまと、
ギリギリまで取り掛からないお子さまとの間で、大きく差が出て参ります。
課題の取り組み方というのは、成績に直結する部分ではございますが、
長い目で見たときに、
「与えられた仕事を期限までに終わらせることができるか」
という部分が問われるようになります。
日ごろから少しずつ取り組むことで、急な課題が増えてしまった時にも、
余裕を持って取り組めるように、私どももお子さまへの声掛けを進めております。
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【戦略の立て方】
「何点くらい取ればいいのかわからない」
「どうやって目標を決めるの?」
こちらは、受験における合格点に対する目標の立て方に近いのですが、
戦略を立てる上で
「どの科目に力を入れるのか」
「どの単元を頑張るのか」
という判断は、今後も必要になる力になると考えております。
大学入試も大きく出題傾向が変わってきており、
与えられた問題を見たときに、
「どこから解いていくべきか」
という判断を瞬時に行える力が必要になってきていると思います…。
膨大な量の問題をこなす中で、合格点を取れるようにすることは、
ある程度「戦略」を考える力が必要になるのです。
まずは目標の立て方については、「現状」と「取りたい点数」を確認した上で、
ギャップを少しずつ埋めていくことが大切です。
階段を上る時、何段も飛ばして上ることはできなくても一段ずつだと上れるように、
点数を上げる時も、大幅なアップをするまでの「段階を踏む」ことを大切にしています。
次に、目標の点数を取るために、過去問を分析し、
「どの部分で点数を取るのか」を考えていきます。
これが「戦略を立てる」ことにつながります。
目標の点数を取るためには、
「ここは絶対落とさない」
「ここは取ってほしいところ」
「ここは時間がかかる場合、飛ばす必要がある」
というある程度の選別が必要になります。
特に、「発展問題も解けるようにしたい!」と考えるお子さまも多いのですが、
その問題を解くまでの「基本の問題」がしっかりと解けていない場合、
点数を上げることはとても難しくなります。
そのためにも、基本的な問題については、
日ごろから「落とさない」という気持ちで取り組むことが大切です。
そして、入試問題ではもっとシビアに問題を選別する力が必要になって参ります。
どんなに難しい問題に取り組んでも、
基本問題も発展問題も同じ配点になることがあるからです。
もし、基本問題10問に対して、発展問題が5問だったとして、
すべて同じ1問4点だったとしたら、
皆さんはどの問題から手を付けて、どの問題に力を注ぎますか?
発展問題に時間をかけすぎて、基本問題を取りこぼしてしまうお子さまも、
実際問題を解いている様子を見る限り、多く見られます。
大事なのは、全体を見たときにどの部分で点数が取れるのかを、
しっかりと判断できるようにすることなのです。
時折、いじわるな問題の出し方をするテストだと、
一番最初に難しい問題を出して来ることがありますが、
真面目なお子さまであればあるほど、
1番の問題からじっくり時間をかけて解こうとしてしまい、
最後の方にあった基本問題まで行き届かないということがございます…。
そういった場合もあることを踏まえて、
必ず「どの部分から解いていくのか」を最初に考えてから取り組むよう、
日ごろから声掛けをしています。
ある程度問題の「型」が決まっているものであれば大丈夫なのですが、
模試や実力テストといった不定期なテストになってくると、
その年度によって出し方が変わってくることがございます…。
すぐに身につけられる技術ではないかもしれませんが、
日ごろから「何から手を付けるのか」を考えながら行動をすることで、
時間も少しずつ効率的に使えるようになるのではないでしょうか。
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少し難しいお話にはなりますが、日ごろからの心構えで、
お子さまの取り組みや行動を大きく変えることができます。
目の前の楽しいことや楽なことに、
どうしても意識を向けてしまう部分が大きいかもしれませんが、
正しく目標を設定して、少しずつ達成する喜びを知ってもらうことで、
お子さまのモチベーションを維持できるようにしたいと考えております。
そして、ゆくゆくは「やりたいこと」や「知りたいこと」を、
自分から探せる力を見いだせるよう、これからも指導をしていきたいと思います。
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個別指導塾明研学院豊中校
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