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「やる意味あるの?」と考える子どもたちへ~“今やらなくていい”ことの価値をどう伝えるか〜

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「やる意味あるの?」と考える子どもたちへ~“今やらなくていい”ことの価値をどう伝えるか〜

「やる意味あるの?」と考える子どもたちへ~“今やらなくていい”ことの価値をどう伝えるか〜

2025/05/15

こんにちは。明研学院豊中校です。

 

テスト週間を迎え、自習室に来てくれる生徒が増えてきております。

ただ、中学3年生のお子様にとっては、中間テストだけではなく、そのあとに実力テストを控えているため、なかなか気が抜けない時期ではないかな、と思っております。

特に実力テストは「今まで習った単元がテスト範囲」ということで、勉強しなければならないところがたくさんあります。

今回はこの実力テストに関するテーマで、お話をしていきたいと思います。

 

 

◆「やる意味あるの?」という質問

以前からもやもやしている質問なのですが、こういった質問をされるお子様や若者が増えてきている印象があります。

実力テストについては特に「内申に反映されるかどうか」という観点から、勉強をする意味を見出せず、勉強をしないという選択をするお子様が少なくありません。

実際に、「成績に反映されないから、別に勉強しなくてもいいと思っていた」ということを漏らすお子様もいらっしゃいますし、「実力テストは今の実力を見るものだから勉強しなくていい」と話すお子様もいらっしゃいます。

これは、普段定期テストや提出物、学校の授業以外の取り組みを頑張っている生徒ですらも口にすることがあるため、勉強やテストに対する考え方の変化に、驚きを隠せないのが正直なところです。

 

 

◆「やらなくていいことはやらない」という考え方

では、このような考え方はいかにして生じるのでしょうか?

先ほども述べたように、子どもたちだけでなく若い人たちにも同じような考え方をする人が増えてきた印象があります。

 

・成績に反映されないことは、努力する価値がない

・評価に直結しないものは、やる意味がない

 

このような考え方は、「効率的に結果を出すこと」や「意味があることだけを選んで行動する」姿勢が今の若者たちに強く根付いている影響かと考えます。

「無駄なことを省くのが賢い」という価値観が生まれたきっかけとしては、SNSや動画サイトなどを通じて、「最短距離で成果を出す方法」といったものが広まったことが大きく左右されていると思われます。

 

確かに、このような考え方には合理性がありますし、「目に見える成果」を求める現代社会では、賢い選択だと言えるでしょう。

しかし、その一方で「やらなくてもいい」と思ってしまうことが、本当はどれほど価値のある「学びの機会」を逃しているか、という視点も大切にしなければならないのではないでしょうか。

 

 

◆「今やる意味があるかどうか」ではなく「今こそ意味をつくる」

では、実力テストに取り組むことの本当の価値や意味は、どういったところにあるのでしょうか?

評価に直結しないというところにだけ目を向けるのではなく、もう少し視野を広げてみると、見えてくるものが変わってくることがあります。

 

例えば、実力テストは「今まで習ったところが範囲」ということから、「どの単元が苦手なのか?」を見出すことができますよね。

高校受験に向けて、ただやみくもに勉強をするのではなく、苦手な単元は特に力を入れて勉強し、得意な単元はもう少し勉強をする質を上げて量を減らすなど、自分の弱点がわかると判断がしやすくなります。

また、テストの形式という観点からすると、時間配分の練習や問題を解くときのスピードの意識なども、入試の前までの練習ができるのもメリットの一つになります。

 

このように、実力テストは単なる「結果」としてこだわるのではなく、「結果を出すための準備の一環」として見ることもできるので、そこに「やる意味」を見つけることができると考えます。

成績に反映されないテストだからこそ、間違いや修正のチャンスとして生かせる場になるのではないでしょうか。

 

 

◆私たちができること

では、「やらなくてもいい」や「やる意味あんの?」という考え方をするお子様に対して、どのように向き合う必要があるのでしょうか?

私たちができることは、もちろん「やる意味」をお子様に伝えることにはなりますが、無理にやらせるのではなく、お子様自身に「やる意味」を見つけてもらうことだと考えます。

お子様一人一人や自分で納得し、前向きに頑張ろうと思えるように導くことが大切です。

 

そのためには、実力テストの意味をただ「成績に反映されないからやらなくていい」と否定的に捉えるのではなく、「長期的な学びの一部」として見てもらえるようにすることが重要になります。

 

「実力テストでは、定期テストでは気付けなかった弱点がわかるよ!」

「高校入試本番の前に、苦手なところを修正するチャンスじゃないかな?」

「できなかったところを知るきっかけになるのは、むしろありがたいよね!」

 

こういった前向きに捉える表現を取り入れることで、「やる意味」を伝えるとともに、子どもたちにとっての学びの価値を再認識してもらうことが、次につながる大きな一歩になると信じています。

 

 

◆「やらなくてもいいこと」の中に何があるのか?

最近では、学校の先生のテスト範囲に関するアドバイスの中でも、「やらなくてもいい」や「出さなくてもいい」という表現が増えている印象があります。

お子様の多くは言葉を素直に捉えてしまう傾向があるため、「やらなくてもいいならやらない!」や「出さなくてもいいからやらない!」と考えてしまうようです…。

私たちもテスト範囲表を確認する中で、学校の先生がどんな言い方をしているのかをヒアリングしながら、子どもたちに声掛けをするのですが、まだまだ「やらなくてもいい」という言葉の「向こう側」の意味を正しく受け止められていない印象があります…。

 

現代の子どもたちは、「効率的に勉強をする」ことで「目に見える成果や結果」にこだわってしまうことが多いのではないでしょうか。

だからこそ、「やらなくてもいい」という「向こう側」に「やった方がいい」という表現が隠れていることを意識してほしいと考えています。

そういった「ことばの意味」や「やることの意味」を見出す力が「本当の学び」を得る力につながると、私は思います。

 

成績に反映されない「実力テスト」だからこそ、意味がある部分は多くあります。

それを伝えることは、これからの学びの場を継続する上で、とても大切だと考えています。

もちろん、ただ「やらせる」だけでは子どもたちのモチベーションにも大きく影響されるため注意は必要ですが、「一緒にかんがえる」ことで、学びの意味について何か一つでも気付いてもらえることが大切だと思います。

 

 

今回のテーマは、私自身ずっと考えていた「学びとは何か?」という部分に重なるところだったので、ブログとして形に残してみることにしました。

「目に見える成果」や「短期的な評価」だけでなく、「長期的な学の成長」にも目を向けて取り組むことも、大切だと思います。

そしてこれらのことをサポートしていくことが、教育の場に求められているものの一つなのではないでしょうか。

 

一人ひとりの思いや考え方を尊重しつつ、学びの本質についても、何かしらの形で伝えることができればと考えています。

まずは定期テスト、となりますが…その中の意味や価値を見出せるように、日々努めていきたいと思います。

 

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