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国語の授業のススメ

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国語の授業のススメ

国語の授業のススメ

2025/02/04

こんにちは。明研学院豊中校です。

 

今年もいつの間にか2月に入り、

校舎では受験生や、学年末テストに向けた勉強をするお子様で、

活気づいてきている様子が伺えます。

 

一方で、寒波による急激な気温の変化で、体調を崩しやすくなる時期でもございます。

体調管理には十分気を付けてお過ごしください。

 

さて、この時期になりますと、新年度に向けたご提案や春期講習のご案内が始まって参りますが、

最近ではある科目についてのご相談が増えてきた印象がございます。

 

それは、「国語」です。

 

私たちも授業を行う中で、「読解力」という表現を使うことがあるのですが、

与えられた文章を読む上で、何が書いているのか、何を問われているのか、という部分で、ちぐはぐになってしまうことがあるようです。

国語における「文章を読む」という行為については、すべての教科にも関わるところになるため、私たちも重要視しているところではありますが、

いざ「国語の授業をする」となったときに、「どこを目標にするのか」という部分で進め方が大きく異なってくることがございます。

 

今回は、国語の勉強の仕方や方針について、少しだけお話ができればと思います。

 

まず、「国語の勉強で何をしているのか?」という質問をされたとき、

皆さんならどのように答えられるでしょうか?

 

「漢字の勉強をする」でしょうか。

「文法の問題を解く」でしょうか。

 

以上の2つはよく耳にするのですが、それ以外の勉強となると、答えに詰まるお子さまが大変多く見られる印象がございます。

確かに、「国語の勉強」と一言で表したところで、「一体何をするべきなのか」という部分が明確でないのが、国語の難しいところだと感じております。

特に、「どこを目標にするのか」という部分では、明確にしなければ勉強の進め方も大きく変わるため、最初に確認する必要がございます。

 

では、「どこを目標にするのか」という点で、私たちがお子さまや保護者さまにお伝えしている部分をお話したいと思います。

私たちが「国語の授業」についてお問い合わせがあったときは、必ず確認するようにしていることがございます。

それは、

 

1)定期テストに向けた勉強なのか

2)実力テストに向けた勉強なのか

 

という2点です。

 

定期テストに向けた勉強については、「学校で習った文章から問題を解く」という形になるため、「暗記」で対応する割合が多くなります。

学校の進度を確認し、その文章に沿った問題を解くことで、

「どんなところを問題に出されるのか」や「記述でどのような答え方を求められるのか」という練習を進めることが可能です。

もちろん、記述問題については採点基準があるため、答えの書き方についての指導も進めて参ります。

問題に出されるということは、「国語の授業を進める上で、ここを指導してください」という国で決められた方針に沿って出されているため、

いくつか教材を進めるとわかるのですが、問題を出すところがある程度決まってきてしまいます。

そして、その問題の出し方が「選択問題」なのか「抜き出し問題」なのか、あるいは「記述問題」なのかの違いでしかないのです。

定期テストでは、与えられた文章がすでに「習っている」ということから、当日のテストでじっくりと問題文を読む必要もなく、ある程度内容を覚えて臨む形になるため、「暗記の要素」がかなり強くなります。

ただ、文章を読む上で「わからない語句」や「意味がわかりにくい表現」があるようでしたら、そちらは別途解説が必要になりますが……。

 

次に、実力テストに向けた勉強ですが、こちらは国語に対する向き合い方で、進め方が大きく異なると考えている授業になります…。

定期テストとは異なり、「初めて読む文章」を解く形になるため、「文章を読むときの姿勢(向き合い方)」や「語彙力」、「問題に対する答え方」といった観点から、指導方針も大きくことなります。

また、「できるようになった!」という感覚がつかみにくい科目の一つになるため、お子さまにとっては「頑張った=結果」とすぐにつながらないこともあり、モチベーションの維持が難しくなります…。

一概に「国語の授業はこう!」とお伝えすることが難しいため、

今回は一部ではございますが、私たちの校舎で取り組んでいる国語の授業について、ご紹介できればと思います。

 

小学生のお子さまや、国語が嫌い、と感じてしまっているお子さまには、

短い文章の読解から進めるのですが、

最初は「一緒に声に出して読む」ということから始めています。

目で文章を追うと、読み飛ばしてしまったり、

わからない語句や漢字があったときにそのままにしてしまうことがあるので、

じっくり読んで内容を一緒に確認するようにしています。

文章を読むときは、段落ごとなどにお子さまに声を掛けて、

「どんなことが書いてあったのか」や「どう思ったのか」といった形で、

お子さま自身の言葉で説明をするようにしています。

一つ一つの文章を読むのに時間がかかることはありますが、

文章の内容を整理することで、文章を読むことに対する苦手意識が和らいできます。

 

文章は読めるけれど、全然違う答えになってしまう、というお子さまには、

「問題の答え方」を見て指導方針を変えるようにしています。

時折見られる形としては、「国語という科目の目的」や「答えに何を求められているのか」という根底の部分をつかめていないことから、正しい答えが書けていない例があります。

 

「国語の目的」という部分においては、本来は「問題文の内容に沿った答えを書く」というものなのですが、そこから逸脱した答えを目にすることがございます。

どのような答えになっているのかというと、問題の文章から語句を抜き出さずに、「自分の意見を自由に書こうとする」というものです。

こちらは、国語の目的を考えずに、問題文の内容を「自分で勝手に解釈する」という傾向が見られることが原因だと考えています。

この場合は、必ず「どんな答えを書かなければならないのか」を踏まえて説明し、答えの中心となる文章を探す作業を徹底するようにしています。

答えの探し方については、一部テクニックも必要なので、別途指導を入れることもございます。

 

もう一つの「答えに何を求められているのか」については、「内容(=名詞)」を問うているのか「なぜ(=理由)」を問うているのかといった、答えの中心となる部分の違いです。

これは、設問の意味を正しく理解することが求められるので、設問も声に出して読んで確認し、どんな答えを書かなければならないのかを、先にイメージする練習が必要になります。

記述問題になると、文末の答え方についても指導が入るため、設問のどの部分に注目するのかを予めて伝えて、印を付ける練習も合わせて行います。

 

このように、一言で「国語の授業」と言っても、目的や方針が大きく異なる科目になるため、お子さまの国語に対する向き合い方によって、細かく指導内容を決める形になります。

最近では、英語のテストでも長文読解が増えてきている印象があるのですが、英語も「文法はできるけど、長文が苦手」というお子さまの中には、国語が苦手なお子さまも多く、国語の力が大きく左右されているのだと痛感しています…。

そのため、国語をもう一度見直そうとされるお子さまや保護者さまが増えてきており、最近の国語に対する需要に変化が見られるのだと感じております。

 

これからの勉強に向けて、母国語をしっかり固めることは、

他の科目や言語の勉強にも大きくつながると思います。

そのためにも、日ごろからの文章の読み込み、音読などは、おうちでもお声掛けをいただけると幸いです。

 

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