残りの夏休みを有意義に過ごすためには?宿題だけでなく+αが大切!!
2024/08/03
こんにちは。
明研学院豊中校です。
連日の暑さに、体が思うように動かず、ついついおうちでゴロゴロしてしまいがちですが……。
おうちでのお子さまのご様子はいかがでしょうか?
そろそろ、夏休みも折り返し地点に入りましたので、学校の夏休みの宿題終了に向けて、当校でもお子さまへの声掛けが本格化しております。
特に、受験生や高校生は宿題が多くなっている傾向が見られ、計画を立てて進めることが必要になります。
中でも、中学3年生のお子さまの夏休みの宿題は、次の実力テストの範囲にもなってくるので、ただ問題を解くだけでなく、解き直しやわからないところの復習をしなければなりません。
学校の授業がストップしている間に、しっかりと復習をして語句の暗記や基礎の定着を目指しましょう!
では、おうちでどのようなことができるのか、何をするべきなのか、悩む方も多くいらっしゃるかと思います。
今回は、おうちで取り組むためにどんなことができるのかを、いくつかご紹介できればと思います!
【英語】
1)単語
→英語はとにかく単語を知っているかどうかが問われるので、学校の教科書に載っている単語や、夏休みの課題で出されているテキストの単語は、一通り見直す必要があります。
→特に、「復習用の教材」を配布しているところでしたら、教材の付録に「熟語一覧」のようなページがあるため、そちらを使って暗記を進めることをお勧めてしています。
2)文法
→今まで習った文法の問題は、一通り見直しをするよう声掛けをしています。1年生で習った三人称単数の単元については、3年生のお子さまも苦手としている方が多く見られます。
→文法を進める上で大事なのは、「主語」と「動詞」を明確にすることだと伝えています。「動詞」は単語を書くだけでなく、形を変える必要があるものもあるので、文章をしっかり区別することが大切です。
【数学】
1)計算単元
→正負の数、文字式の計算、方程式については、入試でも最初の方の問題に必ず出されるところになります。こちらに関しては「やり方」の確認はもちろんですが、「いかにミスを減らすか」がポイントになります。
→ミスが出やすいところとしては、分数の計算、分配法則の符号の処理といったものがほとんどです。あとは細かい計算ミス(たし算やかけ算、数字の写し間違えなど)を確認し、「ちょっとしたミス」として処理するのではなく、必ず「どうすればそのミスを減らせるのか」も考えるようにします。
2)公式の確認
→いろいろな単元で「公式」を使って解くところが出て参ります。特に図形ではしばらく図形の問題を解いていないと、面積や体積の求め方を忘れてしまう方が多く見られます。
→まずは教科書を使って公式を一通り書き出して、どんなときにどの公式を使うのか、落ち着いて判断することが必要です。あとは分数が出ても落ち着いて計算できることが求められるので、そちらは1)の計算単元の力を発揮できるようにします。
【理科】
1)暗記分野
→理科は暗記分野と計算分野がございます。まずは語句の暗記が必要になるので、一問一答式の問題で語句の確認と暗記を進めます。
→化学分野については、2年生からは元素記号や化学式、化学反応式が出てくるため、早めの暗記を進めて、使いこなせるように練習をすることが必要です。
2)計算分野
→数学同様、何よりも「公式」を覚えることが大切です。密度の計算、濃度の計算、オームの法則など、いろいろな公式があるのですが、思った以上に「算数」の計算力が求められるところになります。特に割合を使った計算は必然的に小数の計算になるため、小数のかけ算やわり算が正しくできることが必要です。
→もし、小数の計算を進める上でつまずきが見られる場合は、もう一度小学生の計算ドリルを用いた復習が必要です。夏休みなどの長いお休みの間にしっかりと復習をしましょう。
【社会】
1)地名
→地理分野では、とにかく地名を覚えることが大切です。世界地理、日本地理、どちらも場所と名前が一致しなければ、問題でどの部分の単元を出しているのかが判断できなくなります。
→地図帳や一問一答式の問題は、おうちでも繰り返し練習ができる問題になるかと思います。ただ、答えを写して繰り返し書くのではなく、答えを書くして「思い出す」という作業を繰り返し行えるようにしましょう。
2)歴史の流れ
→習ったところまでの歴史については、時代、人物、出来事といった形で、「どの時代のことなのか」がわかるように整理することが必要です。語句の暗記を進める際は、それぞれの時代ごとに分けて進めるよう、校舎でも声掛けをしています。
→時代が新しくなるにつれ、内容を深く考える必要が出てきます。正しい年代に並べる問題や、同じ年代に起こった出来事を選ぶ問題など、細かいところまで覚えなければ正しい答えが出せない問題です。これらに対応するためにも、年代も合わせて確認するようにしましょう。
3)日本国憲法
→受験生のお子さまは、歴史の教科書が終わり、次の公民の単元に進むことになります。公民はかなりのスピードで進むことが予想され、早めに日本国憲法を抑える必要があります。
→まずは日本国憲法の前文は、次の定期テストや実力テストで狙われやすくなります。教科書の後ろに載っている日本国憲法の前文をしっかり読んで、漢字の練習をするようにしましょう。
【国語】
1)漢字
→国語はとにかく漢字を勉強してください……。漢字は理科や社会の語句を覚える上で、必要な力になります。また、いろいろな科目の問題文を読む際、漢字が読めていないと苦しくなる部分が増えて参ります。
→中学校の漢字もそうですが、小学校で習った漢字を久々に書いたときに「あれ?」となることがあるはずです。入試でも小学校で習った漢字も出されるので、基礎をしっかり固められるように、夏休みなどの機会を使って復習をしましょう。
2)古文
→現代文を一人で読んで練習をするのは、思ったよりも進まなかったり、わからないことが出て来ることがあります。しかし、古文はある程度知識で解ける問題があるため、現代仮名遣いと古語を中心に、おうちで進められるかと思います。
→現代仮名遣いは、入試でも得点源になりますし、必ずと言っていいほど出題されるパターンになります。特殊な読み方をするものは、ルールを抑えることで正しい読み方に変換することができるので、参考書などを使ってルールを覚えていきます。
いかがでしたでしょうか?
夏休みの宿題が終わったからといって、それだけでは終わらないのがテスト勉強。
宿題をやりっぱなしにはせずに、苦手としている部分は繰り返し解き直しをすることが大切です。
おうちでも机に向かう時間を少しでも多く作れるよう、夏休み中にはタイムスケジュール表を作るなど、お子さまと一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。
さて、2学期が始まるとすぐに課題テストや実力テストが始まり、中間テスト期間に突入します。
夏休み明けはすぐに体のリズムが戻らずに、だらだら過ごしてしまうことがあるので、お盆休み明けからは少しずつ学校に行くときの時間に起きる練習をするなど、おうちでも工夫が必要です。
まだまだ暑い日が続きますが、体調には十分注意をして、規則正しい生活が送れるよう、日ごろからのお声掛けと後押しをお願いできれば幸いです。
特に、おうちにいる間は、涼しいところにいるためか、水分補給がおろそかになることがあります。
きちんとこまめに水分補給をするよう、おうちでもお声掛けのご協力をお願いします!
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