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節分の伝統を支えるイワシと柊の役割解説

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節分の伝統を支えるイワシと柊の役割解説

節分の伝統を支えるイワシと柊の役割解説

2026/01/21

もうすぐ節分ですね。今日から2月のカレンダーの配布が始まりましたが、節分に関するイラストをカレンダーに入れる際、「あれ、このトゲトゲの葉になんで魚が刺さってるの?」と思うお子様がいらっしゃるのを見て、今回節分で使われている柊(ヒイラギ)とイワシの由来をテーマにしよう!と思った次第です…。実際柊(ひいらぎ)を飾る話は聞いたことがあるのですが、イワシについては知識がなかったので、今回のテーマは私自身とても勉強になりました。確かに、「節分」と聞くと、みなさんは「豆まきをする」や「鬼が出てくる」、他には「恵方巻を食べる」というイメージがあるかと思います。しかし、節分は楽しいイベントというだけでなく、昔の人たちが大切にしてきた考え方や、生活の中から生まれた知恵がたくさん詰まっているものであることがわかりました。それでは、「なぜ節分の日に柊とイワシを飾るのか?」というお話を通して、日本の伝統行事の意味について一緒に考えて、知識を深めていきたいと思います!

目次

    節分とは?~それは「季節の変わり目」のこと~

    まず、「節分」という言葉の意味から見てみましょう。節分とは、もともと「季節を分ける日」という意味の言葉で、日本ではそれぞれの季節が始まる前の日を「節分」と呼んでいました。季節は「春・夏・秋・冬」と4つありますが、細かく分けると24個の節目があるそうです。昔の人たちは季節に敏感だということが、よくわかりますね…。その中でも、特に大切にしていたのが「立春」の前日で、これは春の始まりとなる日です。では、他にも「立夏」や「立秋」などがある中で、なぜ春をそれほどまで大切にしていたのでしょうか?そこには、昔から「立春」が「一年の始まり」と考えられていた由来があります。今でいう「お正月」のような、特別な節目の日だったのかもしれませんね。そして、季節の変わり目は、同時に体調を崩しやすかったり、気持ちが不安定になりやすかったりすることから、昔の人たちはそれらを「鬼」や「邪気」として表現するようになりました。それらを追い払うために、「節分」という行事を行ってきたのです。

    なぜ「柊(ひいらぎ)」と「イワシ」なのか?

    では、なぜ節分の日に「柊(ひいらぎ)」と「イワシ」を飾るのでしょうか?これらも、よくよく調べてみると、大切な意味が隠されていることがわかりました。そもそも、この風習は「柊鰯(ひいらぎいわし)」と呼ばれ、主に家の玄関先に飾られてきました。柊の枝に、焼いたイワシの頭を刺したものなのですが、見た目は少しグロテスクなものになります…。子どもたちもイラストを見たときに「え…?」という反応でした。しかし、これにもきちんとした理由があるので、一つずつ見ていきましょう。一つ目の柊(ひいらぎ)は、葉に鋭い棘を持っており、この棘が「鬼の目を刺す」と考えられていました。鬼は目をやられるのを嫌がるため、柊がある家には入ってくることができない、と信じられていたのです。もう一つのイワシは、焼くことで強いにおいを放つのですが、このにおいを鬼が嫌うとされていました。実際、魚の頭はなかなか強烈なにおいが出るため、生ごみを扱うときも処理に困ることがありますよね。これらの「棘」と「におい」という二つの力で、災いを家の中に入れないようにと考えられてきたのは、とても驚きです。

    生活の中から生まれた「知恵」

    では、ここで少し違う角度から「節分」について考えてみたいと思います。「節分」は「鬼が出る」というイメージのある行事ですが、そもそも昔の人たちは実際に「鬼」を見たことがあったのでしょうか?そして実際に「鬼」に襲われるといったことがあったのでしょうか?恐らく、今の私たちと同じように、目に見える存在として「鬼」を見ていたわけではないと思います。それでも、人々は「災い」や「病気」、「不安」といったよくないものを何とかして遠ざけたいと考えていたはずです。そこで、身の回りにあるものを使って、できる限りの工夫をしてきたのだと思います。先ほどの「柊鰯」で生活軸から見た効果を考えてみましょう。まず、「柊(ひいらぎ)」の棘については、実際に動物よけや侵入防止の役割を果たします。また、「イワシ」は保存食として身近な存在だった上、焼くことで強いにおいを出すことから、害獣や虫を遠ざけるものとして使われていたと考えられます。つまり、「柊(ひいらぎ)」も「イワシ」も迷信のように見えますが、実はとても現実的な生活の知恵として用いられてきたと言えるでしょう。

    「見えないもの」を想像する力

    それでは、現代に生きる私たちは、行事における迷信をどのように捉えているのでしょうか?様々な自然現象を科学が解明してきた背景から、わからないことがあったとき、科学的な説明がないと納得できないことも多々あります。「なんでそんなことするの?」や「何の意味があるの?」という質問は、お子様からよく出てくる質問ですよね…。私たちも、お子様の純粋な質問の答えに困ることが幾度となくありました。そのため、昔の行事を「ただの迷信」と片付けてしまうこともあるかもしれませんし、今回の「柊(ひいらぎ)」と「イワシ」も「何これ?」となってしまったのかもしれません。しかし、当時の人々は限られた情報の中で精いっぱい考え、工夫をしながら暮らしてきました。目に見えない「不安」や「恐れ」をどうにか形にして、家族を守ろうとしていたのです。そして、ここには「想像力」があり、「どうすれば少しでも安心して暮らせるか」を「考える力」があります。現代の私たちも、このような行動から学べることはたくさんあるはうずです。いかにして知恵を絞るのか、ということは「生きる力」にもなるからです。

    「想像力」=勉強にもつながる大切な考え方

    このような考え方は、実は勉強にもよく似ており、私たちも大切にしたい考え方だと思っています。勉強をしていても、すぐに成果が出るとは限りませんよね?なかなか成果が出ないときは、「本当に意味があるのかな?」「やっても変わらないんじゃないかな?」と感じてしまうことも少なくありません。けれど、目に見えないところで積み重ねた努力は、ある日確かな力に変わります。昔の人たちが意味を考えながら行事を続けてきたように、学びや勉強もまた、続けることに意味があるのです。背景を知ることで、物事の見え方は大きく変わってきます。今回のような「節分」という行事の由来を知ることで、「豆まき」という行動一つにも、違った気持ちで向き合うことができるはずです。まずは「想像」し、「考える力」を伸ばすことで、新しい何かがつかめるのではないかと、私たちは思うのです。そして、「節分」の意義を深く知ることで、伝統を次世代へと伝えていく力も育てることができるでしょう。

    今年の節分は、意味を考えながら……

    これまでのお話で伝えたように、「節分」はただ鬼を追い払う日というわけではありません。一年の始まりを前に、自分自身や家族の健康、これからの暮らしを思う、大切な節目の日なのです。今年の節分は是非、「なぜ柊(ひいらぎ)とイワシを飾るのか」を思いながら過ごしてみてください。そこには、昔の人たちの願いや知恵、そして今を生きる私たちにも通じる学びがあります。日本の伝統行事は知れば知るほど奥が深く、そして面白い発見があります。これからも、季節の行事を通して「考える力」を育んでいけるといいですね。

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