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国語読解スキルを磨く方法

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国語読解スキルを磨くためには…?

国語読解スキルを磨く方法

2024/08/29

目次

    国語読解スキルを磨くための第一歩: 基礎知識の重要性

    国語の読解と一言で表しても、どのような文章の種類なのか、どのような問題のパターンなのかで、解き方やアプローチの仕方が異なります。ただ、大前提として「文章の意味がわかる」というところが必要になるため、スキルを磨くための第一歩として「基礎知識を身につけること」が重要だと考えています。日本語の文法、語彙、表現方法などの基本を理解することは、文章を正確に読み解く力につながります。特に、接続詞や助詞の役割を理解することは、文の意味を正確に把握するためには欠かせません。また、「語句の意味を知ること」も文章を読む上で非常に大切な要素になります。国語を指導する上で、語句の意味や内容がわからないと、前後関係や話の流れがつかめないことがほとんどなので、最初に語句の意味や場面の説明をすることがあります。身近にあるものがテーマだったり、体験したことがある内容であれば、なんとなくでもイメージができるのですが、よく知らない事象に関する実験の説明や今の時代とは異なる内容だったりすると、何を書いているのかわからないと思ってしまうお子さまも多いのではないでしょうか。「基礎知識」とはただ文法や漢字という部分だけではなく、「経験値を増やす」ことや「視野を広げる」ことも大切だと考えています。そのためにも、自分の好きなジャンルの本だけでなく、古典文学や現代小説、詩、評論など、多様な文章を読むことをおすすめしております。異なる文体や表現技法に慣れ、幅広い視点を持つことができるようになることで、文章をただ読むだけではなく、「何故?」や「どうして?」を少しずつ持てるようになってくるかと思います。そうすることで、読んだ文章の要約や感想を書く力にもつながり、ゆくゆくは作文の問題にも対応できるようになってくるはずです。基礎をしっかり固めることで、より高度な読解力を身につけ、国語の試験や日常生活においても役立つスキルを磨くことができるようになります。

    国語力を鍛えるための効果的な練習方法とは?

    では、国語力を鍛えるための効果的な練習方法にはどんなことがあるのでしょうか? 国語の読解力を向上させるためには、定期的な練習が重要です。まずは、毎日少しずつ文章を読む習慣を身に付けることです。最近ではSNSのニュースなどもあるので、短いニュースを読む機会も増えてきているかと思います。もちろん小説、エッセイなども語彙力や文脈理解が深まります。ただ、これが少しずつ長い文章になってくると、内容を整理したり、順序立てて考えたりするのが難しくなってくることがあります。これは、文章を読む力とは少し異なるのですが、文章の内容をある程度頭の中にとどめておく、という力が求められます。英語の長文読解でも見られるのですが、「どこに何が書いてあったのか忘れてしまう」という現象です。地図を覚えるのが苦手な方がいらっしゃるのと同じように、文章もどこにどんな内容が書いてあるのかがすぐにイメージできないということがあります。こちらも訓練が必要になるのですが、段落ごとに分けて考えるとなどをして、文章の内容をある程度説明できるようにすると、少しずつ内容を覚えられるようになってきます。要約の練習も効果的ではありますが、いきなり文章で書く、となるとどうしてもハードルが高くなるので、最初は口頭で説明することから始めていきましょう。

     

    読解力向上のための具体例と実践的なアプローチ

    国語読解スキルを向上させるためには、どのように文章を読むといいのでしょうか?英語の読解問題にもつながることなのですが、まずは「精読」をすることが大切です。ゆっくり読み進めると「大事なところ」や「具体例」などが見えてくるかと思います。長い文章であれば、段落ごとに区切って読むことで、その段落で言いたかったことなども見えてくるはずです。目で見て読むのが苦手なお子様は、最初に音読をしたり、一緒に声に出して文章を「聞く」ことから始めてもいいかと思います。とにかく、文章を読むことに慣れるためにも、文章を「精読」できるように練習を進めていきます。文章が読めるようになると、読みながらメモを取ったり印を付けられるようになってきます。接続語や「いちばん言いたいこと」など、重要なポイントや疑問を記録することで、内容の理解が深まります。そうすることで文章のテーマを深堀できたり、少しずつ「設問の予想」もできるようになってきます。国語の文章はどうしても読み手の状態や感情によって、感じ方や考えが異なるため、ある程度「答えが絞られる」ように問題が作られることが前提になります。そのためにも、「答えにつながる部分」がどういったところに書いているのかを見つけられるよう、接続語は注目して読むことが大切です。

    読解力を測る!自己診断テストのすすめ

    国語読解力は、学業や日常生活において非常に重要なスキルです。特に受験においては、読解力が成績に直結し、他の科目の「質問の意味」を把握する上でも必要な力になります。では、どうやってこのスキルを磨くのでしょうか?まずは、現状を把握するためにも模試や学力テストなどを利用するのも一つの手段になります。学校の定期テストでは、「一度読んだことがある文章」で問題が作られるため、「すでに内容がわかっている状態」で問題を解く形になります。しかし、模試や学力テストでは「初めて見る文章」をいかにして読むのかが問われる形になるので、文章を読むことでどこまで内容を理解できて、質問に対する正しい答えを出せているのかが判断できます。これらの結果を経て、どのようなジャンルの文章が得意なのか、苦手なのか、どのような問題パターンが得意なのか、苦手なのかといった部分が見えてくるので、お子様に合った対策や方針を考えることができます。一人で問題を解いていくことももちろんできますが、記述問題が出たときに、なかなか採点をすることが難しくなってくるかと思います。模試や学力テストでは、必ず「採点基準」が存在するので、あやふやな答えの場合は「何故この答えでないといけないのか」を明確にすることが可能です。いろいろな文章に慣れるためにも、模試や学力テストを一度試してみてはいかがでしょうか。

    当校での国語の授業の進め方について

    当校でも国語の授業を希望されるお子様がいらっしゃいます。ただ、国語の場合、なかなか結果が見えにくいという科目であることから、あまりお勧めしていないところがございます…。特に定期テスト対策を希望される場合、前にも述べたように「授業で習った文章」がテスト範囲になるため、比較的「暗記要素」が大きいところになります。そのため、自習室で問題をたくさん解くということで、テスト対策を進めることをお勧めしております。一方で学校のテスト以外の国語(中学受験のお子様が多いですね)となると、学校の教科書以外の文章で練習をすることが必要になります。そのため、①一緒に文章を読む、②一緒にどんな話だったのかを話し合う、③いろいろな問題を解くという流れで授業を進めることがほとんどです。時には、最初に音読をしてから内容を整理することがあるので、慣れるまでは読解問題に入るのに時間がかかることがございます。自分で問題が読めるようになるまでは少し根気が必要になるため、文章の途中で「どう思う?」といった簡単な質問をすることで、文章の内容に興味を持ってもらえるような工夫が求められます。ちょっとしたきかっけで話の内容を深く理解したり、興味を持つことができれば、あとはお子様が一人で文章を読み進められるはずです。まずは「食わず嫌い」にならないようモチベーションを維持させることが、文章を読む第一歩になると感じます。

    国語読解スキル向上の成功体験

    国語読解スキルを磨くために、実際に「あ、これはいいな!」と思った練習をご紹介します。個人的に必要だと感じたのは、いろいろな文章の「暗唱」です。長い文章になると、「どこにどんな内容が書かれているのか」が覚えられなくなってしまうお子様がいらっしゃるのですが、まずは「覚えたことを口にする」という練習が必要なのかな、と考えています。小学校や中学校では、国語の授業で暗唱テストの実施があるかと思います。このような小さな積み重ねが、思わぬところで力を発揮することがあるので、「覚えられない!」と諦めてしまうのではなく、「覚えられるところまで」でいいので声に出して練習をすることをお勧めします。次に、ご紹介したいのは「図」や「絵」を使って、文章を説明することです。いきなり文章で要約する、となるとハードルが高いお子様もいらっしゃるので、声に出して文章の内容を説明することをお勧めしましたが、一方で声に出すのが苦手なお子様もいらっしゃるかと思います。もし、うまく言葉で説明できない場合は図や絵を使って内容を整理するのもお勧めです。特に物語文や小説文は、場面ごとの登場人物の行動や台詞を整理するときに、「場面をイメージすること」が大切になります。最終的には登場人物の感情を把握する必要があるので、表情なども絵で表せるようにすると、文章の理解が深まることがあります。ただ、文章を読む、という以外にも様々なアプローチがありますので、お子様に合うやり方を見つけることができればと思います。

    未来のために、今から始める国語読解の重要性

    国語読解スキルは、学業だけでなく将来のキャリアにおいても重要な要素です。最近は、SNSなどの普及により、短い文を読んで意味を理解する力が求められます。これは、書き手の考えを配慮せずに、自分の都合のいいように読み取ってしまい、予期せぬ炎上を招いてしまうということが増えてきているためです。私自身、SNSで思わぬ一言が様々な人によって攻撃(に近い形の文章)されていることをよく目にします。短い文章であればあるほど、「何故そう書いたのか」や「どうしてそう思ったのか」といった形で、深く掘り下げる必要があります。また、それに対する意見を述べる際にも、「それを見て相手がどう感じるのか」を考えられることが求められます。小さなやり取り一つでも、「読解力」というものは必要になりますので、日ごろからの積み重ねが大切なのではないでしょうか。また、緊急事態(災害で避難が必要になるときなど)では、ニュースや避難場所の説明事項などを瞬時に読み取り、行動をすることが求められますが、何を書いているのかが理解できないと命に関わる事態を招いてしまうので、いかに国語の力が重要かがわかるかと思います。国語は普段からの取り組みの積み重ねが必要な科目になります。どんな小さなことでもいいので、文章を目にする機会を作り、そこから自分の考えや思いを広げる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

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